これまでもこの先も、この場所で。
お客さんのための家づくりを。

岸和田市を中心に、新築戸建て、リフォーム、リノベーションを取り扱う『matabe home』。
「お客様のためならネジ1本からでも。」この言葉をモットーに、この地域で多くの皆さまに支えられてきた阪口設備が新たに展開する事業です。
これまでの私たちの想いや新事業のビジョン、お客様との向き合い方について、代表の阪口、そして息子の竜之介がお話をさせていただきました。

この地域で、又平の新たなスタート。

阪口康博 Yasuhiro Sakaguchi

阪口設備・代表。
地元では代々「又平」の屋号で知られ、岸和田だんじり祭りでは、年番長を務めるなど、地域のみなさんとともに歩んできました。

昭和40年、父の阪口弘(ひろむ)がこの地で「阪口建材店」を創業しました。私自身は一時サラリーマンをしておりましたが、阪口建材店を引き継ぐ形で平成13年に「阪口設備」を立ち上げました。

創業当時、地域で下水道整備が始まったタイミングもあり「阪口設備」と看板を掲げましたが、実際には設備工事だけでなく、外構工事やリフォーム工事、事務所や倉庫、戸建て住宅など幅広い仕事を手掛けてまいりました。これまで20年近く事業を続けることができたのは、この地域のみなさん、そして先代の頃からのお客さんに支えていただいたからだと思います。

近年この地域では、コロナ禍や後継者不足の影響で廃業する同業者も少なくなく、私たちにとっても他人事ではありません。建設業界でも職人不足や後継者不足が深刻化し、技術の継承が大きな課題となっています。そんななかでも、これまで長く事業を続けてこられたのは、創業時や先代の頃から支えてくださっている職人さんたちの高い技術と、協力業者の皆さんのサポートがあるからこそ。ええ人たちとお仕事をさせていただいているな、と日々感じています。

さらに、次の世代へと事業を引き継いでいくため、息子の竜之介が加わり、これまでの経験やお客さんとの信頼を土台として新築戸建て専門の新事業『matabe home』を立ち上げることになりました。屋号である「又平」という名前は、私たち家族が代々この地域で親しまれてきた屋号でもあります。この地で培ってきた信頼関係や絆をもとに、新たな事業を通じて地元の皆さまにさらに貢献したいという想いから、代々受け継がれてきた「又平」を事業の屋号として掲げることにしました。

子育て世代にも、ご夫婦の2人暮らしにも。
お客さんが望む家を建てていきたい。

『matabe home』は、デザインや高性能な住宅だけではなく、住む人のことをいちばんに考えた暮らしそのものをご提案しています。

お客さんのなかには、お子さんが独立しご夫婦2人になったために大きな家を維持することが負担だと感じている方や、年齢を重ねるにつれて段差や階段の昇り降りが困難で、転倒などによる怪我を心配されている方も増えています。毎日を過ごす場所で、日々負担や不安を感じてしまうのはとても悲しいですよね。

私自身も、気づけば同じような悩みを抱える年齢になりました。年齢を重ねることでいろいろなことが不自由にもなりますが、それを解消できるような生活動線や住まいのアイデアのご提案は、今の私だからこそできること。

家族が増えることを考えて部屋数や収納を優先し、リラックスできる畳敷きの部屋や広々としたリビングを諦めた方もいるかもしれません。これからの暮らしでは、より豊かに過ごすことのできる、自分たちのための住まいづくりをお手伝いしていきたいですね。

もちろん、これから結婚し、子育てをしていかれる若いご夫婦の住まいも積極的に請け負っていく予定です。息子の竜之介はちょうど子育て世代でもあり、以前はだんじりを作る大工をしていた経験があるので、世代のニーズと現場の目線を取り入れた、機能的で住みやすい住宅を提案することができます。これは、『matabe home』の大きな強みになってゆくと考えています。

とはいえ、私たちは設計士でも建築家でもありません。ただ、お客さんのために、お客さんが望む家を建てたい。これからもこの先も、この想いは変わることはありません。

ネジ1本からおうちのこと全部。
最初にご相談していただけることが嬉しい。

ありがたいことに、これまで阪口設備は近隣の方やご紹介の方、一度お仕事をさせていただいた方から再びお声掛けをいただくなどでお仕事を続けてくることができました。そのぶん、お客さんのご希望にはできるだけお答えできるよう、どんな小さな仕事でもお電話をいただければすぐにお伺い、できる限りご要望にお応えするよう努めてきました。

これは、自分の父親の仕事ぶりを間近で見てきたことも関係していると思います。先代は、息子の私から見ても本当にたくさんの人に頼りにされていて、常にお客さんのための仕事をする人でした。仕事場にはいつもひっきりなしにいろんな人が訪ねてきていた様子を見て、「商売というのは人と人とのつながりが大切なんだなと」若いながらに思ったものです。

先日、80歳を過ぎた高齢のお客さんから「お風呂のお湯が勝手に増える」と慌てた様子でお電話がありました。自動でお湯張り機能がオンになっていたので故障ではなかったのですが、機械に慣れていないお客さんなので不安に思われたんだと思います。こうしたちょっとしたご相談でも、できる限りお家に伺いお客さんのお顔を直接見て解決するようにしています。だって、誰でもわからないことは不安ですし、自分のお家のことなので心配になるでしょう。「えらいこっちゃ!どうしよう!」と思って一番にうちに連絡してくださったことが嬉しいですし、「ありがとう」とお礼を言っていただいて、その日の夜に改めてお礼の電話をいただいたりして。すごくシンプルですけど、人と人とのつながりや信頼で成り立つのがこの仕事です。こういう機会があるたびに「ああ、ええ仕事やな」と思いますね。

ただ、本音を言うと、できるだけ早く引退してゆっくりしたいと思っているんです(笑)もともと事業を大きくしたいとか、目標に向かって突き進む性格ではなく、朝から一生懸命仕事をして、1日の終わりに「あ〜今日も1日楽しかったなぁ」って言えたらいいなと思っているんです。そう言いながらも、この年からまた新しいことを始めようとしているので不思議なもんですね。

『matabe home』として、また新たなお客さんと出会うことができるだろうし、これまでお世話になったお客さんとのご縁がまたつながるかもしれない。

それが、これからの楽しみでもありますね。

「matabe home にお願いしてよかった」と言ってもらえるように

阪口竜之介 Ryunosuke Sakaguchi

以前は、だんじりを作る地車大工でした。
岸和田だんじり祭りでは、屋根の上に上がり祭りを盛り上げる「大工方」を担当しています。

2021年より阪口設備に入りました。幼い頃から、祖父、そして父親の仕事ぶりを見てきたこともあってか、僕自身も気づけば自然に建設関係の仕事に就いていました。もともと家業を継ぐ気は全くなかったのですが、今思えば、進路を考え始めた高校生の頃から「ネクタイを締めてパソコンに向かう仕事は向かないな」と思っていたように思います。

息子の私から見ても、父は人脈が広く、いろいろな人に頼られている存在だなと思います。また、多くのお客さんから「相談しやすい」と言っていただけるのも、これまで父が築いてきた信頼関係と、本人の人柄があってこそ。誰に相談したらいいかわからないお家の中の困りごとがあったときに、最初に声をかけてもらえる存在であることがとてもありがたいですね。

以前はだんじりをつくるだんじり大工をやっていました。そのため、家づくりにおいては、プランナーとしての視点に加え、図面だけでは見えにくい細部や、使い勝手の良さまで考慮した機能的で暮らしやすい住まいの提案が、自分の持ち味だと思います。

僕の同年代はちょうど結婚や子どもの誕生を迎える世代なので、『matabe home』では、代表が、お子さんが独立されたご夫婦にちょうどいい安心で快適な住まいを、そして僕が、機能性とデザイン性を兼ね備えた子育て世代のための住まいを、それぞれの世代のニーズに合わせてご提案したいです。特に子育て世代には、ご夫婦それぞれのご希望と家族みんなの住みやすさを考えたワクワクするようなデザインと、流行り廃りがなく長く愛していただける住まいを、若いご夫婦にも手の届く価格でご提供したいと考えています。

今はまだ見習いの段階なので、日々勉強することばかりですが、知識と技術、経験を積んでいって、「『matabe home』にお願いしてよかった」と言ってもらえるような家づくりがしたいと思います。

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